ちんちん千鳥

ちんちん千鳥

(北原白秋作詞、近藤秀麿、成田為三、町田等作曲)

ちんちん千鳥の啼く夜さは、啼く夜さは、
硝子戸しめてもまだ寒い、まだ寒い。

ちんちん千鳥の啼く声は、啼く声は、
燈(あかり)を消してもまだ消えぬ、まだ消えぬ。

ちんちん千鳥は親無いか、親無いか、
夜風に吹かれて川の上、川の上。

ちんちん千鳥よ、お寝(よ)らぬか、お寝(よ)らぬか、
夜明の名星(みょうじょう)が早や白(しら)む、
早や白(しら)む。

この冬一番寒い日に、水郷柳川の、蘆、葦(よし、あし)に宿る千鳥が観たくて柳川へ行きました。

炬燵を入れて客を乗せたどんこ舟が、音も無くゆっくりと進んでいました。

船頭さんが、「からたちの花」や「この道はいつか来た道」、「柳川どんこ舟」等を唄っていました。

ちんちん千鳥には会えませんでしたが、北原白秋の童謡歌曲に思いを寄せ た休日でした。

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