待ちぼうけ
(北原白秋作詞、山田耕筰作曲)
待ちぼうけ、待ちぼうけ。
ある日、せっせと、野良かせぎ、
そこへ兔が飛んで出て、
ころり、ころげた、木のねっこ。待ちぼうけ、待ちぼうけ。
しめた。これから寝て待たうか。
待てば獲ものは駆けて来る。
兔ぶっかれ、木のねっこ。待ちぼうけ、待ちぼうけ。
昨日鍬とり、畑仕事、
今日は頬づえ、日向ぼこ、
うまい伐り株、木のねっこ。待ちぼうけ、待ちぼうけ。
今日は今日はで待ちぼうけ、
明日は明日はで森のそと、
兔待ち待ち、木のねっこ。待ちぼうけ、待ちぼうけ。
もとは涼しい黍畑(きびばたけ)、
いまは荒野の箒草(ほうきぐさ)
寒い北風、木のねっこ。
歌詞は「北原白秋の童謡歌曲集うた絵本」から引用しました。
柳川の北原白秋生家記念館に行きました。 エレベーターの横に、「待ちぼうけ」の可愛いブロンズ像がありました。 エレベーターの待ち時間も忘れて、暫らく見惚れてしまいました。