お盆に想う

庭の手入れを無事に済ませて、お盆を迎えました。
十三日は亡き夫の月命日で、お寺様がお参りに見えました。
お盆なので、白玉団子と季節の梨で一服指し上げました。

お盆には「切籠灯籠(きりことうろう)」を出して、故人を偲びます。

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この時期は、不思議と虫が近くに飛んできます。
今年は、光を求めて網戸にカブト虫が飛んできました。
一晩我が家にカブト虫君を泊めて、エサをあげてから放ちました。

土手には百合の花がお盆に相応しく清楚に咲いていました。

お盆にはユックリと戴き物の「叶匠壽庵」製の「あも」と、八月の平茶碗「松風」で一服いたしました。

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あもは、棹物の主菓子です。
中に求肥が入り小豆の旨みと調和しています。

昔、宮仕えの上級女官を女房と言って、彼女達の女らしさを現した言葉を女房言葉と言いました。

例えば、寿司は、おすもじ。
香の物は、おくうのもの。
豆腐は、おかべ。
饅頭は、おまん。
そして、
餅は、あも。

そこには、厳しい生活を優しく、柔らかく、美しく感じとろうとした女官達の、願いと知恵が伺われます。

と有りました。

故人の方々や支えて下さった方へも感謝致しました。

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お盆に想う」への2件のフィードバック

  1. 今日は、素敵なおもてなしをして下さり
    ありがとうございました。
    ゆっくりさせて頂きました。
    お土産まで頂きまして、子ども達も“楽しかった”と言っておりました。
    おじゃま致しました(^^)

    • 暑い中、山の家にお越しくださいまして、有難うございました。
      素直な子どもさん達と遊ばせて戴き、愉しい一時でした。
      お土産迄頂き、三時のおやつを楽しんでいます。
      又、お揃いでお出で下さいネ。皆様へ宜しくお伝え下さいませ。

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