卒園生の思いやり

8月最後の日曜日、夏のご褒美が届きました。

卒園生の彼からは、何時も仕事先の名物が送って来ます。
今回は、あか巻とたこめしでした。

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たこめしは、旨みたっぷりの天草産干しだこをたっぷり使った逸品です。

あか巻は、ロールケーキ生地を餅で巻いた天草の「伝統郷土菓子」です。
漁師の体力を補う為の「船上食」として、戦後、牛深で開発されたお菓子です。
熊本県天草市の藍のあまくさ村、手造りの「あか巻」でした。

鹿児島郷土菓子の黒糖「さつまふくれ」は懐かしい味の蒸しパンでした。
熊本県球磨郡山江村産の「がまだすかあちゃん」は生姜と茄子の味噌漬けでした。

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何れも真心の籠もった贈り物でした。
感謝感激致し私の若い頃の保育を思い出しました。

若い頃は、元気いっぱいの男の子が相手でした。
園庭に桐の木を植えて登らせたり、
近くの延命公園にビニール袋を一枚ずつ持たせてごみ拾いに行きました。
公園内では一度通った道は通らないように、なるべく難しい処を歩かせました。
途中、優しい女の子が泣いても私は配慮しながらも無言で歩きました。
自然と心優しい男の子がリーダーになり、クラスを纏めて皆んなが仲良しでした。

私が疲れたと言って教室にうつ伏せになると、
だんだんと静かになって肩を揉んだり触ったりして静かにしてくれました。
活動的で思いやりのあるリーダーが一人いて、
その子が先生役をして皆んなの信頼を得てクラスが纏まっていました。
その当時の卒園生です 。

約半世紀、先代を支えながら、二代目を努め、
児童中心の現場主義を取ってきましたので、
今も多くの方々とのご縁を戴き支えられ、
それが私の元氣の源となっています。

ありがとう。

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