2013年の年賀状から

「子供達に美しい日本語を伝える会」を主宰していらっしゃる
日本幼児教育振興会副理事長の土屋秀宇(つちやひでを)先生からの
年賀状には、昨年十二月八月に七十歳の誕生日をお迎えになったことが
記されていました。

心臓、前立腺癌の手術を経て、
なほ、生かされてあるは洵に有難き極み。
「よくここまで。」の感慨を新たにしました。

ながらへて、古来稀なりといふ、
七十(ななそぢ)の齢(よわひ)となりぬる
わがいのちかな。

胸痛む思いで何回も読み返しました。

現役時代に、土屋秀宇先生の講演を
保護者にして頂いた御縁が今日迄続いています。

先生の著書「子供と声を出してよみたい美しい日本の詩歌」は、
先生が大人や子供達へ継承したいと思っておられる、
日本古来の歴史や言霊を示されたものだと思っています。

敷島の
大和の国は
言霊の
たすくる国ぞ
まさきくありこそ

万葉集柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)

解釈
我が大和の国は、
言葉に宿る霊力が
幸いをもたらしてくれる国です。
(ご無事に)の言葉の力が助けてくれるでしょう。

どうかご無事で行って来てください。 が入っています。

しきしまの
大和心を
人問はば
朝日ににほふ
山ざくら花

「鈴屋集」、本居宣長(もとおりのりなが)

解釈
大和心は何かと問われたならば、それは、朝日に美しく照り映える
山桜の花のようなものであるというふうに答えたい。

現場主義をとって来た私は、先生の意図する処が充分理解できます。

子供達の保護者の方々には、

環境は人を創る。

とも伝えて来ました。

良師、良友に御縁を頂き、
今は恩返しの時と思って努めています。

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伊與田覺先生の論語と色紙

致知出版社から戴いた伊與田覺先生の色紙です。

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予は一以てこれを貫く。(われは、いつをもって、これをつらぬく。)

人間学を学ぶ月刊誌「致知」の読者になって二十年以上になります。

2007年5月に、致知出版社の鈴木常務と、
登龍館福岡支社長の隈さんの二人がお出で下さった折りに、
伊與田覺先生の読本「仮名大学」ー『大学』を素読する
を戴きました。

甚く感銘を受け、早速、私用の冊子を作りました。

「読書百遍で繰り返し繰り返し続けることによって、
自ずから自分の血となり肉となるのです。」

と書いてあったからです。

夢中になって百遍読んだ後は、
自分で朗読したものを録音してCDを作り、
それを聴きながら学びました。

平成十九年発行の伊與田覺先生の「論語」一日一言
平成二十一年発行の「孝経」人生をひらく心得などにも取りかかり、
わからないままに続けていく内に、

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読書百遍意自ずから通ず。

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先生がおっしゃる通り、少しずつ腑に落ちて、面白くなってきました。

九十年間に及ぶ伊與田覺先生の古典一途の道は奧が深く、
簡潔で解り易く解釈が添えてあり、楽しく自然に学べました。

先生の色紙に励まされて感謝して読んだり、書いたりして学んでいます。

日本の諺と同じく、子どもの時から学ぶ機会があれば、
論語の教えは人づくりに役立つと思います。