平安朝のお雛様に京の雛飾りを想う

このお雛様は、床に着き乍らも
九十六才迄自宅で留守番をしていた祖母の為に
昭和五十九年の一月に求めて、床飾りしたものです。
香を焚いて、癒してあげた思い出のお雛様です。

2012年3月3日の日経新聞によると、
京都の雛飾りは特殊なのだそうです。

向かって右にお内裏様、左にお雛様をお飾りするのは、
伝統的な皇室の並びに由来するそうです。

かっての即位の礼では、
向かって右に天皇、左に皇后の並びで即位されていました。

昭和天皇の即位の礼で、初めて西洋式に逆に並ばれ、
それ以来、東京の人形店が雛人形の位置を換えて、
全国の雛飾りの並びも逆転したそうです。

しかし、京都では
今も右にお内裏様が飾られているのだとか。

間違いやすいのは「左近の桜、右近の橘」です。
これはお人形から見てなので、
飾った時には向かって右に桜が来ます。

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