伊勢物語

我が家の庭の「紫衣の雪」(しいのゆき)も、今が満開です。

雨に打たれると花びらが傷んでしまいますが、毎日愛でては、

「ありがとう!ありがとう!」

と言葉掛けしています。

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六月(水無月)の冊子は、燕子花(かきつばた)を詠んだ伊勢物語です。
花菖蒲と同じあやめ科のかきつばたを思い出して、過去に詠んだ平安時代の「伊勢物語」の冊子を作りました。

伊勢物語の東下りの一節に、

その沢に、かきつばた、いと、おもしろく咲きたり。
それを見て、ある人のいはく、「かきつばた、といふ五文字を、句の上に据えて、
旅の心をよめ」と言ひければ、よめる。

から衣
着つつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
旅をしぞ思ふ。

とよめりければ、皆人、乾飯の上に涙落としてほとびにけり。

平安時代の日本人の感性豊かな生き方や時代背景を、伊勢物語を通して楽しんでいます。
筆ペンで書いて小冊子を作り、それを詠むのも愉しみの一つです。

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「日本には優雅な文化があるますネ。」との言葉を思い出しました。

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