日本語を通して精神文化を

現役時代は子どもたちと共に学びました。

優れた音楽や日本の茶道が、
自然に感覚を通して養われるように、
日本語の優れた作品も、出来るだけ早い時期に、
最高のものに出会う機会を与えたいと思いました。

豊かな感性を育みながら、
日本人としての精神文化を伝えたいと思いました。

一度身につけば、生涯を支える力となることでしょう。
子供たちは自己確立し、学び通すであろうと思います。

ゆっくり、優しく、懇切丁寧に、
根気と努力と忍耐で以って、
子ども達と真剣に向き合いました。

子どもから学ぶ姿勢こそ、
己を磨くことになると思いました。

乳幼児期は、
感情と感性を育てる最も大切な時期です。

ゆっくり、優しく、懇切丁寧にかかわってゆく
保護者や指導者には根気と努力と忍耐がいります。

明治生まれの親や教師には、
気骨で、節度があったように思います。

人様や社会に迷惑をかけてはいけない。

言うは易く、行うは難し。

身を慎みなさい。

日本の四季折々の自然の美しさや、
歴史上の人物の教え、諺、俳句等を、
さらりと一言伝えた後は、
無言で子ども達へ考えさせる知恵をもっていました。

明治の人達や先哲の深さを思い出す度に、
我が身の在り方を考えさせられます。

言葉の乱れは、心の乱れ

心の乱れは、社会の乱れ

社会の乱れは、国をもほろぼす。

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