九州国立博物館で蕪村に出逢う

お盆の行事が済んだので、娘と二人で九州国立博物館に
美のワンダーランド「十五人の京絵師」展を観に行きました。

若冲、応挙、芦雪からー幻の名作を、心ゆくまで堪能できました
作品を通して、日本の歴史と文化、そして先人達の心意気に触れて、
幸せな気持ちになりました。

俳人だとばかり思っていた蕪村が、
絵師としても江戸時代の巨匠であったことを知りました。

現役時代に、子ども達と共に詠んだ与謝蕪村の俳句を思い出しながら、
蕪村が巻き紙に描いた優しい滑らかなタッチの、人柄を思わせる作品を、
子供達に見せたいと思いました。

正に、「百聞は一見に如かず。」でした。

美のワンダーランド「十五人の京絵師」展は9月2日までです。
西鉄沿線にお住まいの方は、九州国立博物館きっぷがお薦めです。

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江戸時代の俳人、与謝蕪村の俳句、春、夏、秋、冬。

春の海、ひねもす、のたりのたりかなーー終日ーひねもす。

菜の花や、月は東に、日は西に。

地車の、とどろとひびく、牡丹かな。

さみだれや、大河を前に、家二軒。

門を出れば、我も行く人、秋のくれ。

月天心、貧しき町を、通りけり。ーーつきてんしんー。

葱買うて、枯れ木の中を、帰りけり。ーーねぶかこうて。

宿かせと、刀投げ出す、吹雪哉ーーふぶきかな。

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