芙蓉の花に故人を偲ぶ

仰ぎ見て

花も尊し

芙蓉峯。

20120930-192112.jpg

大正時代に祖母の夫の青木昇氏が読んだ詩に、
二科会会友の家永勝之亮画伯が、祖母の話を聴いて、
色紙に画いて下さいました。

故青木昇氏は久留米藩の氏族の末裔で、
大正時代には、中国へ海関長として派遣されましたが、
現地でチフスに罹り、帰らぬ人となりました。

病床で日本への想いを詠んだ詩です。

芙蓉の花と芙蓉峯の異名を持つ富士山に象徴される美しい祖国へ
帰国したい故人の願望が込められています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です