弥生三月朗読三昧

三月は出会いと別れの季節です

梅の開花に喜んでいましたら、
何時の間にか散っていきます。

梅の花の変化は、
三月の季節そのもののように感じられます。

早速、百人一首から二首選んでみました。

紀貫之(きの、つらゆき)

人はいさ
心も知らず
ふるさとは
花ぞ昔の
香ににほひける

藤原興風(ふじはらのおきかぜ)

誰をかも
知る人にせむ
高砂の
松も昔の友ならなくに

百人一首の講義を受けて、万葉の世界に触れ、
自分なりに取り組んで、早二年。

私なりの朗読のスタイルができあがってきました。
この春は、どうにか仕上げの段階に入りました。
お風呂場にこもって録音しています。

台所や縁側で朗読しながら、
平安時代の人々の思いの深さ、
格調高い表現と奥ゆかしさ、
そして感性の鋭さに感じ入っています。

20130301-194205.jpg
写真は、娘が先日太宰府天満宮で撮った飛梅です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です