四月の設え、玄関床のお軸と色紙。
京都、黄檗宗(萬福寺)菅長、岡田恒令老師の書です。
詠花吟月
大意
花を見たり、中天の月を眺めて
詩歌を口ずさみ、無心に楽しむ。
一点の計らいもなく自然と交わる境地は美しい。
色紙の「美」は、
四十五、六年前に私の子供が幼児の頃、
親子で書道の稽古に行っていた頃に、
書道家の史山先生に頂いた物です。
子どもに遊び心で興味を持つ骸骨などを書いては
心に残る言葉を中に入れて、
印象づけて下さっていました。
寡黙な怖い印象の先生でしたが、
威厳のある大家でした。