子供の頃に疎開していた
母方の祖母の里は三池の高泉にありました。
南側は三池山からの綺麗な水が
せせらぎとなって流れていました。
藪椿が沢山咲いていたので、
子ども心にも綺麗な記憶が残っています。
春になると、
母方の祖母と一緒に伝田屋敷に
花てぼを持って出かけて行きました。
私の好きなきんかんをちぎってはテボに入れたり、
祖母の前掛で拭いてから皮ごと食べて、
香りをたのしみながら喜んで食べていました。
花の輪郭のくっきりとした美しさが好きで、
藪椿は茶花にもよく使います。
ヤブツバキは大牟田市の花です。
伝田屋敷を思い出す懐かしい花です。