武田家の故人達が喜んだあく巻という鹿児島名物があります。
三代のおつきあいになる方からの戴き物を、
夜、息子が久福木宅まで届けてくれました。
息子宅にもお福分けして、
我が家のものは、早速仏様へ御供えして御報告しました。
これ迄にもたくさんの方々が、
故人のことも忘れずに大事に思って下さいました。
唯々感謝の一言に尽きます。
今年は縁者を幾人も亡くしました。
ゆっくり先祖供養を致しましよう。
皆様、どうもありがとうございました。
故家永勝之亮画伯の「孔雀と子ども」は五十号の絵画です。
50年近く前の話になりますが、当時、
保育園の子ども達へ毎週一回、絵画、造形の指導に来て頂き、
私も、大変学ばせて頂きました。
子ども達を大切にされた先生でしたので、
子ども達が何時も楽しみに待っていました。
寒い小雪の舞う時に、
県外の孔雀園に何回もスケッチに行かれて、
描いてくださった作品です。
五十号の画には、
先生の子どもを慈しむ優しさと、
こども達を素直に見つめる思いを感じます。
家永勝之亮画伯は二科会会友の方でした。
二科会は、大正二年に文展洋画部の新人が、
洋画部に第二科の設置を具申して入れられず、
文展を脱退して組織したもので、
当時は東郷青児氏が指導的存在でした。