九州も一昨日、梅雨入りしました。
一昨日は、我が家の物干し台に可愛いお客様が座っていたそうで、娘が写真を撮りました。
雨蛙がやって来た日に入梅し、翌日は雨となりました。
小動物は、いち早く自然を教えるお客様です。
痩せ蛙、
負けるな一茶、
これにあり。
小林一茶
毎週火曜日は、友達と一緒に元氣を出して健美操。
楽しく運動して汗をかいています。
皆様も、どうぞご自愛ください。
明治生まれの母の教えは、古き良き時代の思い出です。
幼少時代には、母から、格言や、諺、論語等で諭されました。
論より証拠。
義を見て為さざるは、言うなきなり。
人の振り見て、我が振り直せ。
その時ときに合った言葉で躾られました。
家の中で大声をだせば、
大人し、音無し(おとなし)。
と一声、二声かけられて、後は無言。
小さい声でしたが、幼い心に響きました。
襖や戸の開閉も「音無し(おとなし)、大人し。」で、玄関先での足音も静かでした。
但し、朝の挨拶から始まる大切な挨拶の言葉は、
「ハッキリと伝えるように。」
と躾られました。
雨の日の歩き方も
「踵(かかと)から歩きなさい。」
と嗜められ、
「履物はキチンと揃えて上がりなさい」と言われました。
我が家は今でもゼンマイ仕掛けの振り子時計です。
「チクタク」という音に気付かれた来客が、驚かれます。
時代錯誤かも知れませんが、私は古い人間です。
我が家の振り子時計よりも、年上です。
言うは易く行うは難し。
70を過ぎても本当にその通りだと思います。
昨日で義姉が他界してから、ちょうど1年経ちました
近所に住む83歳の兄は腰を痛めていて、介護支援を受けながら一人暮らしです。
お坊さんには、一周忌ではなく普段通りの月参りをお願いしました。
供養に行って、戻って来たら、玄関の隅に、そーっと
涌き水で造ったつゆと缶入りクッキーが置いてありました。
贈り主は直ぐ解りました。
お父さんの時からの縁者で、義理堅く心優しい男性です。
お味噌もわざわざ県外からのものを送ってくださいます。
早速、昨年の最終号の手造り冊子「方丈記」と、
今度、素読用に作った「実語教」の冊子を送りました。
遺したいものは人それぞれでしょう。
お料理上手だった義理の姉を思い出した土曜日でした。