玄関床に飾った名残りのお雛さまは、
これから暗い小さな箱の中。
一年中を大人しく
来春を待ち待ち寝んねして
寂しいでしょう
おひなさま。
お雛様、ありがとう。
と言って、
思い出のお雛様を片付けました。
穏やかな春の日に、
親友のルミ子さんが、
採れ立ての大根とブロッコリー、
アスパラガスを持って来て下さいました。
早速、大根葉はサッと茹でて軽く絞り、
小さく切って、調理しました。
ちりめんじゃこ、
乾燥若布(小さく切ったもの)、
椎茸(わが家の佃煮風に煮た常備の物)、
炒り胡麻を菜種油を少しフライパンに入れ
火加減に気を付けてゆっくり炒ります。
大根はスライサーで切り、
更に細い千切りにして、
シベリア岩塩を使って水分を幾らか出しました。
人参、らっきょうを細切りにし、
柚子は皮を細切りにし、絞り汁をたっぷり。
酢を少し入れ、シベリア岩塩と蜂蜜で味を整え、
炒りごまを少し入れて、優しい味のなますにしました。
出来上がりを早速ルミ子さんへ届けました。
生憎、彼女は留守でしたが、
留守番のホーちゃん(愛犬)が相手をしてくれました。
その日の夕餉では、
ブロッコリー、アスパラガスの新鮮な味に、
友の心遣いを想い、癒やされました。