ありがとうございました。

シズカおばあちゃまは、
当初の目標の100記事を書き終わって、
まだ書き足りないことがあったようでした。

目標を立てて、ひとつずつ片付けてゆく人ですが、
最後まで残ったテーマが幼老共生でした。

まほうつかいじじいが最後の記事だそうです。
DVDはYouTubeに映像が出ていますので、そちらをご覧になってください。

検索すれば出てきます。 キーワードは

YouTube まほうつかいじじい

です。

「ググれば広がるあなたの世界。」

最後になりましたが、
皆様、どうぞよいお年をお迎えください。

YT

まほうつかいじじい

YouTubeに、「まほうつかいじじい」という
7分ほどのショートムービーがあります。

私の手元には、幼老共生という暮らし方
推進していらっしゃる碇(いかり)浩一先生からいただい
まほうつかいじじいのDVDがあります。

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ケースの裏には、碇先生のメッセージが書かれています。

子どもには、老人の存在が必要なのです。
幼と老がお互いに顔なじみになれる風通しの良い場で
ただ、共に居ること。 これが決定的に重要です。

そこから人々の豊かな人生がスタートします。
乳幼児に対する慈しみの心、
そして高齢者に対する敬愛、思いやりが
生活の基盤なのです。

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碇浩一先生のプロフィールです。

碇浩一先生は、昭和20年、旧満州奉天生まれ。
幼少の頃、結核やカリエスを発病した為に、
小中学校時代は殆ど病室で生活されたそうです。

11歳で腎臓を摘出。
その後、療育学校で出会った女性教師から励まされ、
自己流の勉強法で難関の学校へ合格されました。

九州大学医学部卒業後、 同精神医科学部教室講師、
福岡教育大学教授、同保健管理センター所長を務められました。

現在は、精神科医師としてご活躍です。
不登校の子ども達をシルクロードに連れて行って、
現地の子ども達と交流させる活動も長く続けられています。

これから、些細な事でも
その恩を人様にお返ししていきたい。

特にこれからの少子高齢化が進む中、
そのために幼老共生推進プロジェクトを立ち上げ、
子供と高齢者が生活を共有する仕組みづくりを
提唱しているところです。

人間というのは、
幼い子供と高齢者が一緒に生活しなければ、
子供はまっとうな人間にならないし、
高齢者も本当の人生の達成感、充実感は得られない。

先生の言葉には、実体験から来る重みが感じられます。p

千客万来の七五三

今日、2012年11月15日は、
私の満七十五歳の誕生日でした。
何時も皆さんに温かく見守られてる事に感謝感激です。

前日14日は、今年も息子夫婦から、
優しいメッセージ付きで錦秋という和風のケーキが届きました。

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縁者のご夫妻からも電話があって、
生花とご主人の旅のお土産を持ってきて下さいました。

今日は電話と共に生花が届きました。
持って来て下さったお花屋さんは、二代続きの卒園生。
贈って下さった方は、元職員で今は料亭のおかみさんという頑張り屋さん。
いずれも深い縁者の方々です。 毎年、お花を頂き最敬礼しています。

お花屋さんと入れ替わりに、
娘の友人が京都本願寺参拝のお土産と愛知の次郎柿を持ってみえました。
親孝行の感動的な話しとお土産にこれまた、感謝。
初めて目にする次郎柿に驚き、早速仏様へお供え致しました。

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お客様には錦秋と一緒にお抹茶をさしあげたので、
秋らしい、風情のある一服に、皆さんが感激されました。

千客万来の七五三。
私の気持ちも七五三、15才のままの誕生日でした。

これからも元氣で好きなことを続けて行きたいと思います。
素晴らしいお誕生日を、ありがとうございました。

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百人一首と茶道具

村雨の
露もまだ干ぬ
真木の葉に
霧たちのぼる
秋の夕暮ーーー寂蓮法師。

中興名物、村雨のお茶入れです。
我が家には、お稽古用の写しがあります。

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小堀遠州による銘で、
遠州が寂蓮法師の歌意に因んで、
名付けたものと言われています。

茶入れの景色とも云える正面の窯変の部分を、
霧たちのぼる秋と見たのであろうと伝えられています。

茶入れを包んだ仕覆は遠州緞子とあり、
歴史の重みを感じ取りながら、
百人一首を学ぶ晩秋です。

伝来(本物)は、
小堀遠州ー加賀爪甲斐守ー土屋相模守ー
松平直亮ー根津嘉一郎ー根津美術館に
保管してあります。

長い間、人との関わり深い歴史の中で
伝承された茶道具、村雨です。

祥月命日の贈り物

明日は亡き夫の祥月命日です。

覚えていて下さった伯母上から、
前日の午前中指定で、真心の籠もった品が届きました。

ご覧のように、元氣溢れる品々です。
沢山の想い出が一度に甦り、
涙が溢れました。

戦前、戦後、先代の青木コハキに
子供の頃から、しっかり可愛いがって育てられた。

と言って、何時も祖母を

母ちゃん。

と呼んでいらっしゃいました。

三人姉妹の仲の良い伯母上達は、
祖母とは親子関係以上の深い方達でした。

その恩恵を受けた私は今日迄も支えられ、
可愛いがってもらっています。

九十三歳の伯母上は、
今日でも矍鑠とした文を添えてくださるのです。

御礼の電話をしたら、

シズカさんだったら、
私の気持を汲みとって下さると思って。

と伝えられました。

早速、仏様へお供え致し御報告。

黄泉の国では、国内外からの珍しい物に喜び、
話に花を咲かせていることでしょう。

何時も明るく、簡潔で、
人への思いやりの深い、謙虚な優しい言葉かけ。

93歳の伯母上は
青木の祖母に次ぐ尊敬する女性の一人です。

これまでに身近にお手本となるモデルを持ち、
見守れ、支えられてきた私は、夫亡き後でも幸せです。

感謝感激の祥月命日の贈り物でした。

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