能因法師の歌

秋、百人一首茶碗(能因法師)の歌。

嵐吹く

三室(みむろ)の山の

もみじ葉は

竜田の川の

錦なりけり。

親友のルミ子さんが、俳句大会の帰りに立ち寄られました。

百人一首(69)能因法師(のういんほうし)の季節の茶碗と季節の菓子(栗、もみじ、松茸、どんぐり)で、たのしみ、お茶一服いたしました。

秋の風情を愉しみながら、日本の良さを語りあいました。

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実りの秋

「シズカおばあちゃまのお部屋」も、記事数が二百を越しました。

故人を偲びながら書いてきましたので、これからは日本の童謡について書いてゆきたいと思います。

シズカおばあちゃまのうたあそび」です。

童謡には、四季に恵まれた日本の豊かな自然の情景や、生き物、日本語の言霊(ことだま)が大切に織り込まれています。

子どもだけでなく、大人の方にとっても、心の支えとなる、深い知恵が歌われています。

「手のひらを太陽に」の作詞者、やなせたかしさんが他界されました。

心よりご冥福をお祈りします。

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十月(神無月)の玄関床

10月は神無月です。

今月のお軸は、鎌倉、建長寺派管長吉田正道老師の筆です。

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金剛王宝剣(こんごうおうほうけん)

大意

極めて絶ち斬る事の難儀な一切の煩悩、妄想を裁断する鋭利な利権。
雲水に放つ師匠の一喝である。

と有りました。

左側の「栢樹」の下には、「栢樹叟」と「恂正道」の二つの押印があります。

雅号の「栢樹叟」と、お名前の「恂正道」(じゆんせいどう)です。

右上の 冠帽印(引首印)は、「巨福」です。

今は亡き夫が、篆書、篆刻の道具を部屋一杯に拡げて作品創りに取り組んでいた事を思い出しました。
申年生まれでしたので、名前の一字と合わせて、雅号は「泰申」でした。

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