実りの秋

「シズカおばあちゃまのお部屋」も、記事数が二百を越しました。

故人を偲びながら書いてきましたので、これからは日本の童謡について書いてゆきたいと思います。

シズカおばあちゃまのうたあそび」です。

童謡には、四季に恵まれた日本の豊かな自然の情景や、生き物、日本語の言霊(ことだま)が大切に織り込まれています。

子どもだけでなく、大人の方にとっても、心の支えとなる、深い知恵が歌われています。

「手のひらを太陽に」の作詞者、やなせたかしさんが他界されました。

心よりご冥福をお祈りします。

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十月(神無月)の玄関床

10月は神無月です。

今月のお軸は、鎌倉、建長寺派管長吉田正道老師の筆です。

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金剛王宝剣(こんごうおうほうけん)

大意

極めて絶ち斬る事の難儀な一切の煩悩、妄想を裁断する鋭利な利権。
雲水に放つ師匠の一喝である。

と有りました。

左側の「栢樹」の下には、「栢樹叟」と「恂正道」の二つの押印があります。

雅号の「栢樹叟」と、お名前の「恂正道」(じゆんせいどう)です。

右上の 冠帽印(引首印)は、「巨福」です。

今は亡き夫が、篆書、篆刻の道具を部屋一杯に拡げて作品創りに取り組んでいた事を思い出しました。
申年生まれでしたので、名前の一字と合わせて、雅号は「泰申」でした。

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実りの秋の御礼参り

九月は色々な事が続きました。

お彼岸のお中日に、太宰府天満宮にお礼参りに行った娘が、私を喜ばせようと老舗の梅園さんで由緒あるお菓子を求めてきました。

9月23日は、ちょうど神幸祭(じんこうさい)の最中で、道真公の御霊はお礼参りの為に外泊中。 お神輿に乗って天満宮にお戻りになる事を梅園さんで教えていただいて、参道で拝礼したそうです。

そんな話を聞いた後で、今日はお抹茶と共にゆっくりと、梅園さんのお菓子を味わいました。

主菓子の宝満山です。

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奥深い上品なお味でした。

和三盆の干菓子も秋の風情が漂う雅なものばかりです。

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今年は、中秋の名月が満月でした。 ススキに月見団子のお干菓子をいただきました。

梅園さんのふのやきは「梅守」です。
天皇皇后両陛下の九州御巡幸の折に献上された記念のお品です。

娘が求めたのは、可愛い「ミニ梅守」でした。
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実りの秋は感謝祭。穏やかな一日を過ごしました