家永勝之亮先生の遺作と思い出

故家永勝之亮画伯の「孔雀と子ども」は五十号の絵画です。

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50年近く前の話になりますが、当時、
保育園の子ども達へ毎週一回、絵画、造形の指導に来て頂き、
私も、大変学ばせて頂きました。

子ども達を大切にされた先生でしたので、
子ども達が何時も楽しみに待っていました。

寒い小雪の舞う時に、
県外の孔雀園に何回もスケッチに行かれて、
描いてくださった作品です。

五十号の画には、
先生の子どもを慈しむ優しさと、
こども達を素直に見つめる思いを感じます。

家永勝之亮画伯は二科会会友の方でした。

二科会は、大正二年に文展洋画部の新人が、
洋画部に第二科の設置を具申して入れられず、
文展を脱退して組織したもので、
当時は東郷青児氏が指導的存在でした。