十一月の茶道、一人稽古の道具組

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紅葉狩りの茶碗には、

時雨を急ぐ
紅葉狩り
深き山路を尋ねし。

とあります。

薄茶器(棗)は枇杷に千鳥の画に洗い朱塗の丸棗です。

十一月になると、
黄色を帯びた小さな白色五弁の枇杷の花が
かたまりのように咲きます。

目立たない寂しげな花ですが、
良い香りを放ちます。

遠くで千鳥が三羽飛んでいます。
俳句では千鳥は冬の季語だそうです。

千鳥の鳴く声が夜の寒さを感じさせる
晩秋の光景です。

茶道には、四季折々の日本古来の優雅な文化が有ります。

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