六月の茶碗

六月の茶碗は、能楽十二曲の内「鵜飼(うかい)」です。

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面白の有様や。底にも見ゆる篝火(かがりび)に。

驚く魚を追ひ廻し。潜き上げ抄ひ上げ。隙なく魚を食ふ時は。

罪も報いも。後の世も忘れ果てて面白や。

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「鵜使は、罪業の為め地獄に随る筈であったが、僧接待の功徳に依って極楽に送られる事になった。」と告げ、法華経の徳を讃える能楽であります。

日曜日、鵜飼の平茶碗で一服しました。

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菓子は登り鮎です。

梅雨期を愉しみ元気に過す工夫をしています。