インディアンの教え

現役時代に、保護者へ伝えたものです。

ご参考までに。

批判ばかり受けて育った子は、非難ばかりします。

敵意に満ちた中で育った子は、誰とでも戦います。

ひやかしを受けて育った子は、はにかみ屋になります。

ねたみを受けて育った子は、いつも悪い事をしている様な気持ちになります。

心が寛大な人の中で育った子は、我慢強くなります。

励ましを受けて育った子は、自信をもちます。

褒められる中で育った子は、いつも感謝することを知ります。

公明正大な中で育った子は、正義心を持ちます。

思いやりの中で育った子は、信仰心を持ちます。

人に認めてもらえる中で育った子は、自分を大事にします。

仲間の愛の中で育った子は、世界に愛を見つけます。

聖徳太子に学ぶ

聖徳太子の十七条憲法は、
和(やわらぎ)の精神を基とした
人の則る(のっとる)べき道徳を示したものです。

和をもって貴しとなす。

和を貴び争いをやめよ。

みんなが仲良く争う事のないようにせよ。

官位十二階

官位とは、冠によって表示された位階のことです。

冠位十二階は、冠位の最初のもので、
聖徳太子が制定したものです。

冠名は、儒教の徳目を参考に、
徳、仁、礼、信、義、智とし、
各々を大小に分けて十二階としました。

道徳、徳性、人徳、美徳。

思いやり、慈しみ。

儀礼、社会の秩序を保つ為の生活規範。

信義、忠信、言をたがえないこと。

正義、義務、人間が行うべき筋みち。

物事を理解し、是非、善悪を見分けるこころ。

徳ー紫。

仁ー青。

礼ー赤。

信ー黄色。

義ー白。

智ー黒。

子どもは、色で覚えます。

高村光太郎の道程

道程

僕の前に道はない

僕の後ろに道は出来る

ああ、自然よ

父よ

僕を一人立ちにさせた広大な父よ

僕から目を離さないで守る事をせよ

常に父の気魄を僕に充たせよ

この遠い道程のため

この遠い道程のため

就学前の六歳児の子どもと一緒に、
道程の言葉を読んでいきますと、
子供たちは自然に自信を持って表現します。

又、ステージの上で集団で発表させますと、
友だち同志の声を聴き、みんなに合わせて心から表現します。

自信を持った子供たちの、魂の訴えの気魄には
胸に迫るものがありました。

子どもは社会の一人であることを教えてくれました。

大雨の土曜日

梅雨明けしたら夏本番。

節電も考えて、毎月月初めに送っていた冊子の八月分を早めました。
拙い冊子ですが、いつも愉しみながら手づくりしています。

現役時代には、ある物を使い、創意工夫し、
子どもと共に造形遊びを楽しみました。
そのような経験が、今でも役に立っています。
出来、不出来は皆様の評価におまかせします。。

先般、茶道の先生へ、
七月の冊子、八俣の大蛇と竹取物語を送りました。

ご主人の介護に専念されている先生からは、

「懐かしい昔に帰り、ふりかなをふってあったので
読みやすくて、原点を見た様な気がしました。」

という内容の、お手紙が届きました。

茶人であった母上の俳句を心の支えに精進していらっしゃる由。

よき方に
よき方に物を
解せむと
思いし時に
心晴れたり

柳川藩縁の三代続く茶人の精神に学びを得ました。

ご主人の友人へ、秋の紅葉狩りをテーマに、
夜ばなしの茶懐石を、先生と二人でおもてなしした事も
一期一会の思い出となりました。

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昭憲皇太后のことば

語り継ぐ日本の言葉、音読集(第一集)より、
昭憲皇太后(明治天皇の皇后)の言葉です。

金剛石も、みがかずば、
たまの光は そわざらん。
ひとも、学びて 後にこそ、
まことの徳は あらわるれ。

時計のはりの たえまなく
めぐるがごとく、ときのまも、
光蔭惜みて はげみなば、
いかなる業か ならざらん。

水はうつわに したがいて、
そのさまざまに なりぬなり。
人は交る 友により、
よきにあしきに なりぬなり。

おのれに優る よき友を
えらびもとめて、もろともに、
こころのこまに むちうちて、
学びの道に すすむべし。

中学生のいじめによる自殺の報道に心いためる。

大人達の明るい、正しい、風通しのよい
人間関係が出来ていたならばと悔やまれる。