羅漢槙(らかんまき)と阿羅漢さん

三月三日の日曜日に
篠栗町の若杉奧之院まで巡礼をなさった
親友のルミ子さんが、篠栗巡礼の栞と
珍しい羅漢槙(らかんまき)持って来て下さいました。

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栞によると、

篠栗山の若杉山は神霊が在す山で
千古の労杉と共に「霊峰若杉」といわれてきた霊山です。

奥の院は弘法大師ご修法の地で、
神前に供える清浄な水を取る為に独鈷で掘った独鈷水があり、
ご霊水として喜ばれています。

とのこと。

四国八十八箇所の巡礼と同じく
修行をなさる所であることを知りました。

お土産に戴いた羅漢槙は
早速、玄関床に供えて香を焚きました。

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六十八歳迄、北アルプスの雄渾の山々に
登っていた彼女には、敬服しています。

東北地方に良き岳友を持たれているルミ子さんから
九州では珍しい品々をいただくことも少なくありません。
私も彼女のお友達の恩恵を受けている一人です。

篠栗の羅漢槙は、初めてでした。
早速、我が家に昔からある
薩摩焼の阿羅漢さんの壺を添えてみました。

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百人一首では、八十七首目の寂蓮法師の歌で、
槙が出てきます。

村雨の
露もまだ干ぬ
槙(真木)の葉に
霧立ちのぼる
秋の夕暮。

この歌には、
一幅の絵を見るような見事な情景が表現されています。

「幽玄の世界を観る想いがする。」とも言われていて、
お茶道の茶入れにもこの歌が使われていました。

採れたて大根とブロッコリー

穏やかな春の日に、
親友のルミ子さんが、
採れ立ての大根とブロッコリー、
アスパラガスを持って来て下さいました。

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早速、大根葉はサッと茹でて軽く絞り、
小さく切って、調理しました。

ちりめんじゃこ、
乾燥若布(小さく切ったもの)、
椎茸(わが家の佃煮風に煮た常備の物)、
炒り胡麻を菜種油を少しフライパンに入れ
火加減に気を付けてゆっくり炒ります。

大根はスライサーで切り、
更に細い千切りにして、
シベリア岩塩を使って水分を幾らか出しました。
人参、らっきょうを細切りにし、
柚子は皮を細切りにし、絞り汁をたっぷり。
酢を少し入れ、シベリア岩塩と蜂蜜で味を整え、
炒りごまを少し入れて、優しい味のなますにしました。

出来上がりを早速ルミ子さんへ届けました。

生憎、彼女は留守でしたが、
留守番のホーちゃん(愛犬)が相手をしてくれました。

その日の夕餉では、
ブロッコリー、アスパラガスの新鮮な味に、
友の心遣いを想い、癒やされました。

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シルバー体操教室

ルミ子さんに誘われて、
一月後半から始まった健美操(けんびそう)と言う体操教室に
参加しています。

百四十人の希望者を百人で締め切られたとのこと。
ラッキーでした。

広い体育館での運動に参加するために、
毎週火曜日は九時のバスに乗って、
ルミ子さんと一緒に時間厳守で、
いそいそと出かけています。

1回1時間半の、10回コースです。
身体に無理のないスローな動き。
東洋医学を元にした健康運動で、
私の身体に合った内容で助かっています。

途中、五分休みには、
戴き物のお菓子を振る舞って
仲良し仲間が増えています。

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千客万来の七五三

今日、2012年11月15日は、
私の満七十五歳の誕生日でした。
何時も皆さんに温かく見守られてる事に感謝感激です。

前日14日は、今年も息子夫婦から、
優しいメッセージ付きで錦秋という和風のケーキが届きました。

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縁者のご夫妻からも電話があって、
生花とご主人の旅のお土産を持ってきて下さいました。

今日は電話と共に生花が届きました。
持って来て下さったお花屋さんは、二代続きの卒園生。
贈って下さった方は、元職員で今は料亭のおかみさんという頑張り屋さん。
いずれも深い縁者の方々です。 毎年、お花を頂き最敬礼しています。

お花屋さんと入れ替わりに、
娘の友人が京都本願寺参拝のお土産と愛知の次郎柿を持ってみえました。
親孝行の感動的な話しとお土産にこれまた、感謝。
初めて目にする次郎柿に驚き、早速仏様へお供え致しました。

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お客様には錦秋と一緒にお抹茶をさしあげたので、
秋らしい、風情のある一服に、皆さんが感激されました。

千客万来の七五三。
私の気持ちも七五三、15才のままの誕生日でした。

これからも元氣で好きなことを続けて行きたいと思います。
素晴らしいお誕生日を、ありがとうございました。

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久留米石橋文化センターでのサプライズ

土曜日は、思いがけず、久留米文化センターで、
友人から少々早い誕生祝いをしてもらいました。

70歳を過ぎた友達四人組で、
西鉄電車に乗って「秋のプチ旅」に出かけました。

石橋文化センター内の花々と、石橋美術館の芸術作品と、
楽水亭の「薔薇の花御膳」を愉しむ旅です。

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無言でも、お互いに心が通じ合い、
遠慮無く透き通った間柄の四人組です。

オススメの「花と美術館散策切符」を求め、
子どもの遠足気分で、歓び勇んで出発しました。

石橋文化センターは、手入れの行き届いた庭でした。
天まで見上げる銀杏の美しさ、至る処の借景の素晴らしさ、
精魂込めて造られた菊花展、薔薇園では馨しい薫り。

石橋美術館では、そのコレクションから
今回は「8人の作家たち」に心踊らされました。

鑑賞の合間に、時折休憩して、
ガラスを通して観る外景も、秋の芸術作品でした。

68歳まで、雄渾の山頂、北アルプスの山々に登った
親友のルミ子さんは、計画も進め方も上手です。

4人の内2人は老々介護組です。
お疲れ様の友を思い、お互いに英気を取り戻す為の
日帰り旅行でしたが、私の方が却って御世話になりました。

楽水亭では、薔薇の花をあしらった楽水御膳と、
ルミ子さんが特別に注文してくれたケーキに感激。

人の心と技と、自然界の花と芸術品を堪能し、
友の何処までも優しい心遣いに感謝した小旅行でした。

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