八月、盂蘭盆準備

八月は早くからお盆の準備をいたします。

庭の草取り、窓拭き、仏器磨き、仏壇の整え等いたした後、
長い間保管していた文箱の、虫干しをしました。

中の経典を観ると、
明応七年十二月二十五日書之、
文明六年二月十七日書之、文明十七年十一月二十三日、
と手書きの御文書が有りました。

興味をもって調べてみたら、
五百年以上前の経典でありました。

中国古代ものを参考に、活版印刷で原稿に合わせて、
必要な活字を拾い、経典を作られたものと、
手書きの御文書は我が家の仏壇と共のものでした。

当時の戦国時代には、中国古代のものを参考に、
陰陽二元論説や、春夏秋冬の四象論、八卦や
六四卦論等も作られた由。

これを、自然現象、家族関係、方位、徳目等に当て、
哲学上、倫理上、政治上の説明、解釈を加えたもので、
中国の周の時代に大成されたから周易ー易経ーとなった由。

経典もその一つであろうと思いを巡らしました。

私が、今、茶道の稽古にハ卦盆を使い、
奥伝の行之行台子点前をしていることも
深い縁があることを知り、
全ては相通ずることを再認識しました。

八月のカレンダーには、マツヨイグサの花に
「命のつながりに、手を合わせて、感謝。」
と書いてありました。

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