能楽十二曲の九月は菊慈童の茶碗

九月九日は重陽の節句。

菊節句とも言われ、
日本では奈良時代より、宮中で観菊の宴が催されました。

写真は、九月の能楽十二曲の内、「菊慈童」という茶碗です。

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レッケン山の麓から薬水が流れでると言うので、
その源を調べる勅命を受けた魏の文帝の臣下が山に着くと、
庵の中より居様の童子が現れ出て、周のボク王に使はれた慈童だと言う。

七百年もの昔の者がどうして生きているか。

と怪しむと、二句の偈を書いた枕を示し、

これはボク王より賜ったのであるが、
この偈を菊の花に書いて置くと、
その花に露が置き流れて不老不死の霊薬となる。

と語る。

やがて童子は楽を奏し、
菊水の流れを汲んで勧め、
己も飲む内に酔うて菊の花を枕に臥したが、
七百歳の寿命を君に獻げ菊花をかき分けて仙家に帰る。

「菊慈童」は、菊花のめでたきを祝う能楽です。
能仕舞をする友人がありますので、物語を学びました。

米糠で作ったふりかけとホットケーキ

親友のルミ子さんが、沢山の米と米糠と夏野菜を、わざわざ届けてくれました。

六十八歳迄、北アルプスの雄渾の頂、槍ケ岳に登山していたというルミ子さん。

ふところの大きい中にも、細やかな優しさを感じる女性です。

自然を愛されて、草花や野菜等も物知りです。

何時も教え学ばせてもらいながら、恩恵を受けています。

沢山の米糠を早速炒って、インターネットでレシピを調べて、ホットケーキとふりかけを作りました。

ホットケーキにはミルク、たまご、塩麹と米糠を入れてみました。

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ふりかけには、干し網、ちりめんじゃこ、摺ごまと米糠を同分量入れてみました。

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栄養たっぷりのふりかけが出来たので、早速小分けして、人様にお福分けしています。

何時も戴いた新鮮な食材は、直ぐに料理してお福分けして差し上げるのが私流です。

あるものを活かす事が好きで、皆さんからの評価をいただくのも学びになり、励みになっています。