二月の設え

如月ーきさらぎー

二月になりました。

早速、部屋の設えをしました。

二月の設えのバックはー楽雪月花ー

梅に鶯

山中の逢うて嬉しや
道しるべ

竹 に雀です

壺は前に紹介した昭和天皇の御誕生記念品ー白梅に鳳凰です。

寒さも和らぎ三寒四温を感じます。

外は寒梅鶯を待つ季節になりました。

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平安朝のお雛様に京の雛飾りを想う

このお雛様は、床に着き乍らも
九十六才迄自宅で留守番をしていた祖母の為に
昭和五十九年の一月に求めて、床飾りしたものです。
香を焚いて、癒してあげた思い出のお雛様です。

2012年3月3日の日経新聞によると、
京都の雛飾りは特殊なのだそうです。

向かって右にお内裏様、左にお雛様をお飾りするのは、
伝統的な皇室の並びに由来するそうです。

かっての即位の礼では、
向かって右に天皇、左に皇后の並びで即位されていました。

昭和天皇の即位の礼で、初めて西洋式に逆に並ばれ、
それ以来、東京の人形店が雛人形の位置を換えて、
全国の雛飾りの並びも逆転したそうです。

しかし、京都では
今も右にお内裏様が飾られているのだとか。

間違いやすいのは「左近の桜、右近の橘」です。
これはお人形から見てなので、
飾った時には向かって右に桜が来ます。

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白雪香(はくせつ、かぐわし)

白雪香。

はくせつ、かぐわし。

京都、臨済正宗、天龍寺派管長、佐々木容道老師。

白雪香、はくせつ、かぐわし。

大意
去りゆく冬と、やがて訪れる春。
清潔な香りを漂わす新雪は、大自然に
力一杯輝いている。

二月の玄関床の軸に励まされ、雛飾をしました。

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