ももちゃん、ありがとう

5歳児のももちゃんは、卒園生の子どもさんです。
ももちやんが3歳の頃から親しくさせていただいています。
お母さんの時からすると、親子三代のおつきあいになります。

ことば遊びのCDや、
諺、俳句、物語の手作りの小冊子などを送るうちに、

論語がいい。

と言ったので、

論語って、何のこと?

と尋ねると、

子日わく、

とはっきり答えたので、びっくりしました。

それから論語を少しずつ書いて、
「語り継ぐ日本のことば」と合わせて送っています。

その利発さに圧倒されて、教えられる事の多い私です。

ももちゃん、どうもありがとう。

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残暑お見舞い

親友のルミ子さんが愛犬の穂高ちゃん、
愛称ホオちゃんを連れて、朝の散歩がてらに、
もぎたてのトマトを持ってきて下さいました。

この夏初盆を迎える兄宅の手伝いで、
疲れていた私は、瑞瑞しいトマトをいただいて、
元氣を取り戻しました。

何時も、皆さんに見守られています。
季節の物を届けて下さったり、
気にかけて下さいます。

感謝の日々です。

皆様も、どうぞご自愛ください。

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お盆です

福岡教員養成時代の親友から、
この夏も洋蘭が送ってきました。

初めて見る緑色の小さな花の枝垂れが可憐で、
何とも云えぬ純情さに、友の真心が伝わってきました。

お盆も近いので、早速玄関先に飾って、
故人へ報告いたしました。

今年は、親戚に盂蘭盆会が数軒有りますので、
旧友の優しさに心癒されました。

彼女の優しさと先祖を大事にする心は、代々継承されたものです。

家族やお姑さんを大切にされていて、
自分の経営する保育園の子どもさんや、その保護者、
そして地域のかたとも仲良くされる人柄が、
全てに現れています。

友の優しさに癒されて、感謝するお盆です。

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良師良友の思い出

みどり保育園の初代園長、故青木コハキ
昭和三年に子女教育の学校を建てました。

”米寿の頃の青木コハキ”

戦後、路頭に迷う子供たちを見かねて、
昭和二十五年に保育園に切り替えました。

縁戚から嫁いだ私は、緑保育園の
十周年の時から初代の園長を支えました。

初代園長とは親戚だったこともあり、
私は皆さんから可愛がられました。

保育園での現場主義を通したお陰で、
色々な体験ができて、充実した時を過ごすことができました。

また、保育園関係以外の方とも、
お付き合いを通して、多くを学ばせていただきました。

祖母の後輩にあたる茶道師範の園田リウ先生と一緒に、
自宅でお茶亊をした事もありました。

”茶道師範園田リウ先生と自宅の庭で”

園田先生からお誘いを受けて、
女性の奉仕団体ソロプチミストの方ともお付き合いしました。

”ソロプチミストのお茶会で”

よき師、よき友に恵まれて幸せだったと思います。

能楽十二曲の八月、松風の茶碗

八月の松風茶碗でお茶一服。

私の茶道入門は昭和四十六年です。
師匠は祖母の県立柳川高女後輩の園田りう先生でした。

祖母と園田先生は姉妹以上の中でした。
その関係で、「園田先生を支えるように。」と、
いつも祖母に云われていました。

お弟子さんは沢山いらっしゃたのですが、
一人暮らしの先生は、私の息子を孫のように可愛がってくださって、
炉檀の歪や炭壺のひびの修理は小学四年生の息子の役目でした。

祖母からも可愛がられた息子は、
父親譲りの器用さ、で手伝いも上手でしたので、
社中の皆さんに可愛いがられました。

花月の札の裏からも印を読みとり、
自分の点前を外すことも知り、
みんなを笑わせていました。

家族でのお付き合いをいたしておりましたので、
この能楽十二曲の茶碗もお世話頂いた所以です。

八月の茶碗松風は、
能楽、浄瑠璃、歌舞伎などに登場する汐汲女の姉妹、
松風と村雨を主人公とする作品で、
須磨に流された在原行平に愛された女性です。

中納言行平に寵愛された二人の女性、松風と村雨の物語。
諸国一見の僧が須磨の浦で由ありげな松を見て、
それが松風、村雨の跡と聞いて弔ううちに秋の日も暮れた。
僧の夢が覚めて残るのは、ただ松風ばかりであつた。

さし来る汐を汲み分けて

見れば月こそ桶にあれ。

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