百人一首と茶道

秋の茶道具にも百人一首があります。

20121007-160811.jpg

嵐吹く
三室の山の
もみじ葉は
龍田の川の
錦なりけり。

ー能因法師ーのういんほうしー

蒔絵の薄茶器の名前は「鳴子」、峯清作の金輪寺形です。
後醍醐天皇が、吉野の金輪寺(金峯山寺)で、
衆客に茶を賜った時に使われたのが由来とされているようです。

茶道の中にも日本の歴史と文化を感じます。
日本の良さを継承したいと思う秋です。

十月の冊子は三冊です。

先月は、10月の為に3冊の冊子をつくりました。

"2012年10月の冊子"

一冊は論語で、十月のテーマは、

われは一以って之を貫く。

2冊目は松尾芭蕉の「奥の細道」です。

3冊目は、古今和歌集と新古今和歌集、
後白河天皇の「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)」、
そして、中江藤樹(なかえとうじゅ)の「父母の恩徳」です。

古今和歌集は、
紀貫之(きのつらゆき)、
在原業平(ありわらのなりひら)、
小野小町(おののこまち)、
僧正遍照(そうじょうへんじょう)、
藤原俊行(ふじわらのとしゆき)にしました。

新古今和歌集は、
後鳥羽院(ごとばいん)、
藤原俊成(ふじわらのとしなり)、
藤原定家(ふじわらのさだいえ)、
寂蓮法師(じゃくれんほうし)、
西行法師(さいぎょうほうし)、
藤原定家(ふじわらのさだいえ)を選びました。

一年間続けた小冊子も、十一号でおしまいです。
楽しく遊び、手作りを楽しませて頂きました。

手作り和紙人形は昭和の思い出

今我が家の玄関床に鎮座しているのは、私が昭和53年に作った
「つぶし島田」と「大正ロマン」という和紙人形です。

20121007-153538.jpg

その頃は、最も興味有るものは寸暇を惜んで色々と作りました。
面白くなるまで、又、自分に納得行く迄、手作りを楽しみました。
保育の現場で子供達と楽しく遊んだ時でもありました。

和紙人形を見ると、亡くなった祖母を思い出します。

昭和52年12月、
明治生まれの祖母、青木コハキの誕生祝いに
「明治風俗」と言う和紙人形を手作りして贈りました。

大変喜んでくれたので、こちらも嬉しくなって、
続けて、お雛様や幾つかの作品を作りました。

人様にも差し上げたので、
久福木に残っているのは玄関に飾ってある2体だけです。

三池姉様人形

三池姉様人形